美容師、トリマーさんにとって、ハサミのトラブルで困る事の一つに、ヒットポイントが突然取れてしまう事がある。
こうなると動刃と静刃の重なりが深くなり、ブレードが剥き出しの状態となる。
サロンのお客様にケガをさせてしまう可能性があるし自分自身の手指にとっても危険だ。
研ぎ師を呼んで取り付けて貰うか、使用しないのが無難だろう。
どうしてもそのハサミを使いたいときは…
自分でなんとかするしかないのだが、その対処方法が技術者各々で思わず苦笑いしてしまうような物もある。
画像はティッシュをヒットポイント部分にティッシュをグルグル巻きにして、セロテープで固定している。
実はヒットポイントの交換自体は難しいものではない。
古いゴムを外し新しいピットゴムを取り付けるだけ…アロンアルフアも入れた方が良いでしょう。
交換によって刃先の合わせが狂うので、ハンドルの曲げと先詰調整が普通の人には難しいだけだ。
逆に言うと調整が全く必要なければ、交換は簡単にDIY出来るので、予備にピットゴムを用意しておくのも一考すると良いでしょう。
大体のサイズが合致していれば少しの作業で復活できる可能性が高いです。
特にハンドルがメガネタイプのゴムは取れやすいように感じます。
私は交換に300円程度頂いていますが、殆どが技術料なので、ゴムが必要であれば安くお譲りできると思います。
参考になれば幸いです。